2024年6月21日 改定実施
双日インシュアランス株式会社

 当社は双日グループの一員として、双日グループの企業理念である「双日グループは、誠実な心で世界を結び、新たな価値と豊かな未来を創造します。」に基づき、 当社経営基本方針として「お客様本位主義」を掲げ、損害保険・生命保険のプロフェッショナル集団として総合リスクコンサルティング機能の発揮により、 お客様のあらゆるニーズにタイムリーかつ適切な保険サービスを提供します。
 この経営基本方針に従い、金融庁が提唱する「顧客本位の業務運営に関する原則」を採択し、次のとおり「お客様本位の業務運営」を推進してまいります。
 なお、本方針は定期的に見直すとともに、この取組状況を定期的に公表してまいります。

1.お客様に最善の利益を提供するため、業務・サービスの品質向上に努めます。

【原則2(本文)・(注)に対応】

お客様に誠実に寄り添い、そのニーズに沿った最善の保険サービスを提供するため、常に自身の業務サービスを見直しその品質の向上に努めます。

  1. 営業課所毎に「品質向上ミーティング」を毎月開催し、自部署のお客様の特性に応じた業務・サービスのあり方を論議し、業務・サービス品質の向上・改善策を立案・推進します。
    なお、品質向上ミーティングでは、「お客様本位に係る取組目標(宣言)」を掲げ、その達成に向けた取組策を策定・推進し、その進捗・定着状況や有効性を確認・見直しすることでPDCAを機能させ、実効性を確保します。

2.お客様のニーズや意向を的確に捉え、お客さまに最適な保険商品を提供します。

【原則3(本文)・(注)、原則5(本文)・(注1・3・4・5)、原則6(本文)・(注1・4・5)、原則7(注)に対応】

お客様のニーズや意向を的確に捉え、最適な保険商品を設計し、重要な事項をお客様に分かりやすく説明し、納得・安心してご契約いただきます。

  1. 保険商品毎の重要事項について、お客様の取引経験や理解度等に応じて分かりやすくご案内します。また、高齢のお客様の特性に配慮し、また障がいをお持ちのお客様には障がいの状況に応じた必要かつ合理的な配慮を行い納得・理解いただけるまで懇切・丁寧に対応します。
  2. お客様のニーズや意向、事業環境やライフスタイル等で想定されるリスクと保険商品概要の対応状況や、お客様に発生し得る不利益事項に係る注意喚起情報など、求めに応じて分かりやすく説明することは当然のこと、保険商品と関連する公的保険制度に関する情報やお客様の立場で当社が気付いた事項について積極的に情報提供します。
  3. 当社は、お客様への保険販売により委託保険会社から代理店手数料を得ますが、手数料収入を優先させた保険サービスの提供はお客様の利益を不当に害するものと捉えています。お客様への保険商品のご提案に際しては、当社方針に従い、複数の委託保険会社・商品から、お客様の意向に基づき同種保険商品を絞込み、その理由を分かりやすく説明し、納得のうえ契約いただきます。
  4. 市場リスクを伴う特定保険商品の販売においては、お客様の意向とともに、取引経験、商品の理解度、資産状況、ライフプランに応じた資産目標等(以下「本人属性」)に応じて保険商品をご提案し、保険商品の構造や市場リスクと商品価値の関係・変動等を分かりやすくご案内します。特に高齢のお客様におかれては、市場リスクに伴う影響を受けやすいことを念頭に、本人属性に応じてより慎重に保険商品をご提案します。
  5. お客様のニーズや意向に的確に応えられるよう、保険会社の商品・サービス情報を把握し、充実した商品ラインナップを確保するとともに、保険商品に係る全役職員への教育・研修を実施します。

3.お客様のフォロー・アップ

【原則6(本文)・(注1)に対応】

自然災害やリスクの発生状況、ライフステージの変化などお客様の状況をタイムリーに把握し、保険金支払い手続きや新たなリスクマネジメント情報の案内・提案など、お役立ちサービスを提供します。

  1. 自然災害やその他の事故発生等によるお客様の保険金支払手続きに際し、公的保険制度との関係も含めた丁寧な説明や、迅速・適切な手続支援を行い、事故によるお客様の不安を解消します。
  2. 保険契約の満期時をはじめ、お客様のライフステージやリスクの変化を適時に捉え、保険契約の見直しや新たな提案を的確に実施し、安心を提供します。
  3. 市場リスクを伴う特定保険商品においては、契約期間内に市場環境に応じて資産価値が変動することを踏まえ、保険商品とリスクの関係を継続してご案内する等のフォロー・アップを実施します。
  4. 新たなリスクの発生やそのカバーなど、お客様の事業環境等に応じたリスクマネジメント情報の提供に、積極的に取組みます。

4.「お客様本位の業務運営」の浸透に向けた取り組み

【原則2(注)、原則7(本文)・(注)に対応】

「お客様本位の業務運営」が、当社の存在意義であり持続的成長の大前提であることを、全役職員が共通認識として実践するよう、当社経営陣が先頭に立って推進します。

  1. 当社経営陣が、「お客様本位の業務運営」が当社の経営基本方針に基づくものである事を、自らの言葉で機会ある毎にメッセージ発信します。
  2. 「お客様本位の業務運営」に係る取組・対応事項をテーマとした教育・研修を実施し、全役職員の認識共有を図り、具体的な行動に繋げていきます。
  3. 点検・監査等に「お客様本位の業務運営」に関する目線を追加し、取組の促進を図ります。
  4. 組織の業績評価や社員の人事評価に「お客様本位の業務運営」に係る事項を設け、会社の経営基本方針を常に明確にし、取組の浸透を図ります。

以 上

(注)1.【 】内の記載は、金融庁の「顧客本位の業務運営に関する原則」との対応を記載しています。
   2.金融庁「顧客本位の業務運営に関する原則」の原則4、原則5(注2)、原則6(注2・3)は、
     当社の取扱う金融商品・サービス等に該当しないため、方針の対象とはしていません。

「お客様本位の業務運営」に関する2022年度方針とその取組結果について